やさしい甘さのヒミツ。あのロングセラーキャンディーが愛され続ける理由!

 ♪「ママの味」でおなじみの、あの白いミルクキャンディー。

今年でなんと誕生75周年を迎える、国民的なお菓子です。


パッケージに描かれた舌をペロリと出した女の子のキャラクターも、すっかりおなじみですよね。実はこの女の子、キャンディーと“同時デビュー”ではなかったってご存じでしたか?


今回は、長年愛され続けるあのミルクキャンディーの誕生秘話と、キャラクターたちのちょっと意外なエピソードをご紹介します。



老舗洋菓子店から生まれた挑戦の味


このキャンディーを生み出したのは、100年以上の歴史を持つ老舗の洋菓子メーカー。

創業当時は外国人向けのハイカラな洋菓子店としてスタートしました。


時代は激動の連続。震災や戦争を経て、多くを失いながらも再出発。

終戦後、残った設備を頼りに水あめや練乳の製造を再開します。


そこから生まれたのが――

「水あめと練乳で、新しいお菓子を作れないか?」という発想。


2年もの試作を重ねて完成したのが、あのミルクキャンディーでした。


たっぷり練乳のやさしい味


練乳を約50%も使った、まろやかでコクのある味わい。

当時としては画期的で、栄養も豊富。


子どもから大人まで虜にした理由は、この“やさしさ”にあったのかもしれません。



なぜ「ママの味」なの?


実は「ママの味」というキャッチコピーは、最初から決まっていたそうです。


目指したのは――

母親の愛情のようにやさしく、どこか懐かしい味。


その想いが、あのミルクの甘さにつながっています。


ちなみに、開発当初の名前は別のものだったとか。

よりミルクのイメージが伝わる現在の名前に変更され、今に至ります。


結果的に、大正解ですよね。



看板娘はキャンディーより先輩だった?


あの舌を出した女の子キャラクター。

実はキャンディー発売の1年前に、お店の店頭人形として登場していました。


戦後間もない時代。

お店の前でゆらゆらと揺れる姿は、多くの人の心をほっこりさせたそうです。


「頭をなでて、笑顔になってほしい」


そんな願いが込められて、ひと足先にデビュー。

まさに“看板娘”ですね。



男の子キャラはなぜ舌を出さない?


キャンディーのパッケージで登場した男の子キャラクター。

実は、女の子とは違って舌を出していません。


理由は――記録が残っておらず不明。


でも、やさしくほほえむその表情も、どこか癒やし系です。


最近では、犬やねこ、かめなど動物の仲間も増え、にぎやかな世界観に。

みんな舌をペロリと出しているのに、やっぱり男の子だけは控えめ。そこもまた個性ですね。



変わらないのに、ちゃんと進化している


両サイドをひねった個包装スタイルは今も健在。

引っ張ると簡単に開くので、子どもでも食べやすい工夫がされています。


無香料・無着色のやさしいミルク味は守りながら、

歯にくっつきにくくするなど、細かな改良も重ねられてきました。


さらに、包み紙には四つ葉のクローバーや占いが隠れていることも。

ちょっとした遊び心が、うれしいですよね。



お菓子メーカーと洋菓子店の“二刀流”


この会社は、スーパーなどで販売するお菓子メーカーでありながら、洋菓子店も展開する“二刀流”


キャンディーの大ヒットをきっかけに、市販菓子の世界へ本格参入。

その後もチョコレート菓子やクッキーなど、多くの人気商品を生み出しています。


近年は、ユニークなキャラクターが描かれたシリーズも話題に。

ちょっとシュールでクセになる世界観が、じわじわ人気を広げています。


洋菓子店では、キャンディー味のクリームを使ったロールケーキやドーナツなども登場。

あのやさしい味が、さまざまな形で楽しめるようになりました。



甘さの向こうにあるもの


ただ甘いだけじゃない。

そこには、戦後の復興への想い、家族への愛情、そして笑顔を届けたいという願いが込められています。


子どもの頃に食べた記憶。

大人になってから口にしたときの、ちょっとした安心感。


75年愛され続ける理由は、きっとその“やさしさ”にあるのでしょう。


今日のおやつに、久しぶりにひとつ。

あなたもあの懐かしい甘さを味わってみませんか?






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