NASAの無人探査機「オシリス・レックス」が、小惑星「ベンヌ」から試料を回収!
NASAの無人探査機「オシリス・レックス」が、小惑星「ベンヌ」から持ち帰った試料がついに回収されました!これは世界で初めての快挙で、日本の「はやぶさ」と同じく小惑星探査の米国版と言えるでしょう。
24日、米東部時間(日本時間では同日深夜)、オシリス・レックスは試料を収めたカプセルを地球に投下しました。このカプセルはユタ州の砂漠地帯にパラシュートで着陸し、無事回収されました。回収された試料は約250グラムと推定され、これは日本の探査機が過去2回に持ち帰った試料よりも多い量です。
NASAのネルソン長官は「歴史的瞬間です。太陽系初期に関する秘密を解明する手がかりが得られるかもしれません」と興奮しました。
これまでの小惑星試料回収ミッションとは異なり、NASAはこの試料を詳しく分析する予定です。また、試料の0.5%は日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)に提供されます。
小惑星「ベンヌ」は地球に近い「地球近傍小惑星」で、約46億年前の太陽系誕生時からほとんど変化していないと考えられています。このため、回収された試料は地球の成り立ちや生命の起源などの謎に迫る重要な情報源となることが期待されています。
オシリス・レックスは2016年に打ち上げられ、4年後にベンヌの地表から試料を採取しました。そして、今回のカプセル投下後は新たな小惑星の探査に向かう予定です。
日本の「はやぶさ」シリーズも素晴らしい成果を挙げており、10年には小惑星「イトカワ」から試料を持ち帰り、20年には小惑星「りゅうぐう」の試料を地球に届けました。宇宙探査の未来はますます明るいものとなりそうですね。
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