学校給食業者が急に閉鎖、全国で混乱!

 静岡県吉田町の特別支援学校で、突如として給食の提供がストップし、生徒と職員の約280人が影響を受けています。給食業者である広島市本社の「ホーユー」は、先月30日以降連絡が取れず、校長は調理の担当者が善意で勤務していたと語りました。


校長は、給食が中断し、生徒の親も早朝から弁当の用意をしなければならないため、大きな負担となっていることを指摘し、会社には連絡と今後の対応を求めています。静岡県内だけでなく、全国で約1000人に影響が広がっています。


「ホーユー」の社長は、破産手続きに入ったことを明らかにし、業界の困難な状況や収益の減少を理由に挙げています。社長は値上げを検討したが、時間がかかることから実現せず、給食提供の中断に至ったと述べました。


「ホーユー」の提供する食事の中断は、全国21の自治体に影響を及ぼす見込みで、広島県内では7つの公立高校が影響を受けています。地元業者による弁当提供が急遽行われており、今後の対応は県に委ねられています。


さらに、「ホーユー」の食堂運営業務を受け持つ施設でも、連絡が取れないという状況が発生しており、不安が広がっています。信用調査会社のデータによれば、ホーユーの負債は約16億7000万円に達し、競合他社との価格競争やコロナ禍による食堂休業などが影響しているとされています。


学校給食業界の専門家は、価格の値上げが難しい状況であることや、契約時に企業の経営基盤を評価する重要性を強調し、価格上昇に対処する方法を模索する必要性を指摘しています。また、広島県の補助金申請を行わなかった「ホーユー」について、手間や時間がかかるという理由が示されています。







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