2021年、日本の死亡率が急上昇！新型コロナウイルスの影響が浮き彫りに

 2021年の年齢調整死亡率について、国立がん研究センターの最新調査が明らかにしました。この調査によれば、死亡者数を人口で割り、年齢の差異を考慮に入れた「年齢調整死亡率」が前年比で2.2％増加したことが分かりました。


この増加は、東日本大震災以来の10年ぶりの増加という異例の事態で、新型コロナウイルスの影響が大きい可能性が高いとされています。国立がん研究センターは、「2022年も増加が続いていると考えられ、2021年は日本の死亡率において転換点となった可能性がある」と述べています。


この調査では、厚生労働省が公表している1995年から2021年までの人口動態統計をもとに、年齢調整死亡率を死因別に分析しました。その結果、2021年の死亡率の増加要因は主に新型コロナウイルス感染、老衰、循環器疾患だったことが明らかになりました。


一方、がんは死因の中で最も多くの割合を占め、全体の28％を占めていますが、前年に比べてその割合は低下しています。新型コロナウイルスの影響が健康に及ぼす影響について、今後の研究や対策がますます重要となっていくことでしょう。日本の死亡率トレンドに関しては、これからの展開が注目されます。







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