大規模山火事が残した教訓:火の取り扱いに要注意!

 岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災は、発生から12日目にようやく鎮圧されました。避難指示は10日にはすべて解除されましたが、広範囲にわたる被害をもたらしました。専門家によると、急斜面の地形が火の広がりを加速させた可能性があるとのこと。


人的要因が原因? たき火やタバコの不始末に注意!


この火災について、元消防士で防災の専門家は「自然発火の可能性は低く、人為的な火の不始末が原因の可能性が高い」と指摘します。特に、たき火やタバコのポイ捨てが山火事の原因となるケースが多いそうです。実際に、2月には山梨県で「枯れ草を燃やしていたら消火できなくなった」という通報もあり、各地で山火事が相次いでいます。


たき火が原因の山火事が最多! ルールを守ることが大切


林野庁のデータによると、平成30年から令和4年に発生した林野火災のうち、最も多い原因は「たき火」で全体の32.5%を占めています。法律では野外での焼却が禁止されているものの、昔からの習慣で無許可で火を使う人が少なくないのが現状です。


火は一瞬で広がる! 風の強い日や乾燥時は特に警戒を


武田氏は「火は上に向かって燃え広がるため、急斜面の多い山では特に注意が必要」と話します。そのため、火を扱う際は法律を守ることはもちろん、風が強い日や乾燥している日は火を使わないなど、より慎重な対応が求められます。





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