アーマード・コア VI:SNSでの炎上現象の背後に迫る!
ゲーム開発のフロム・ソフトウェアが、待望の新作「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」を世界中で同時にリリースしました。新作の初日売り上げは驚異的で、ゲームプラットフォーム「Steam」の売り上げランキングで1位に輝きました。また、Steam公式サイトによると、平日の昼間には最低でも12万人以上がゲームをプレイし、8月27日には最大で15万人以上が同時にオンラインで戦闘を繰り広げているとのことです。
新作の話題はリリース前からSNS上でトレンド入りし、発売後も「これこそがアーマード・コア」「これがフロムの真骨頂」といったポジティブなコメントが相次いでいます。実は、この新作の情報が初めて公開されたのは約1年前の12月でした。それからというもの、SNS上で定期的に話題になり、発売に向けての期待が高まり続けました。しかし、過去のシリーズ作品の売り上げは10万本から20万本程度で、最後の作品から10年以上も経っていたことを考えると、この盛り上がりには疑問符がつきます。
この現象を解明するために、日本国内と国際的なゲームトレンドに焦点を当て、なぜ「ARMORED CORE」の新作がこんなに大ヒットしたのかを考えてみましょう。まず、国内ではSNSプラットフォームXを中心に定期的な盛り上がりがあり、さまざまなネタやインターネットミームが生まれました。複雑なゲームプレイ操作や新作の開発情報の不透明さ、過酷なゲーム展開など、さまざまな要因が話題になり、トレンド入りしました。
実際にゲームをプレイしたことがない人でも、「ARMORED CORE」という名前や長らく新作が出ていないことは、多くのゲーマーに認知されていました。これは、新作の運営会社が公式なマーケティング活動を行わなかったにも関わらず、既存のファンと潜在的なファンがSNS上でコミュニケーションを取り、情報を共有した結果です。
このようなSNSユーザー同士の盛り上がりを利用するアプローチは、米国系と中華系のゲーム会社によって頻繁に採用されています。国内のゲームメーカーもSNSを活用した戦略に注力し始める可能性があるでしょう。ただし、この種のアプローチは運営会社の意図が透けて見えると、ユーザーの興味が急速に冷める傾向があるため、慎重に計画する必要があります。
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