球児の髪形に変化の兆し 「脱丸刈り」の流れが広がる甲子園!

 昔から野球部の球児たちの間で定番だった丸刈りの髪型が、変わりつつあるようです。今年の夏の甲子園大会では、少なくとも7校の選手が伸ばした髪で登場しました。そして、6月に日本高校野球連盟が発表した全国調査でも、丸刈りの学校は全体の26%にとどまるなど、「脱丸刈り」の流れが進んでいるようです。


甲子園大会の出場校全体ではまだまだ丸刈りが多いですが、その中でも変化の兆しが見られるとの声もあります。例えば、花巻東(岩手)の場合、2018年の夏の大会以降、野球に支障をきたさない範囲で髪を自由に伸ばすことを認めました。選手の熊谷陸選手は、「見た目ではなく、野球の実力が大切。私たちも外見で人を判断しない姿勢を大切にしている」と語っています。


立命館宇治(京都)は昨秋の大会から丸刈りをやめました。他の競技部では丸刈りが必要ないのに、野球部だけがそうしなければならない理由はないと感じたためです。慶応(神奈川)は8強入りを果たしたチームで、戦後すぐから髪型に制限を設けていなかったとされています。森林貴彦監督は、「多様性が求められる社会で、様々なチームが存在し、それが当たり前とされるべきだ」と述べています。


他にも浜松開誠館(静岡)、英明(香川)などでも髪を伸ばす動きが見られます。日本高野連が5年に1度行う全国調査でも、頭髪を「丸刈り」と回答した割合は前回の76・8%から26・4%へと減少しました。部員不足に悩む学校が、頭髪の規制を緩和するなど、丸刈りが急速に減っているのは事実です。ただし、甲子園出場校ではまだまだ丸刈りが主流です。


広陵(広島)は24回目の甲子園出場を果たしたチームで、全員が今も丸刈りです。中井哲之監督は今春、選手に髪を伸ばす提案をしましたが、選手たちは「広陵の歴史を変えたくない」と反対しました。主将の小林隼翔(はやか)選手は、「寮で髪を揃えることで手間がかからず、それに長髪は格好良くないとも思う」とコメントしています。


スポーツ史の専門家である中村哲也・高知大地域協働学部准教授は、「甲子園出場校で丸刈りが多いのは、部員が集まるためにあえて髪型を変える必要がなく、厳しい練習と規律の徹底に抵抗しない人が多いからだと考えられます。今は過渡期であり、頭髪の自由化の動きは今後も進展するでしょう」と指摘しています。







LINK:キマリポnanoすてっぷ!美少女BOXたまてばこくるまっくすDAYSたわごっち!

コメント

このブログの人気の投稿

アップル、年内ラストの製品発表会へ!「Scary Fast」テーマで注目!

夏の熱中症リスクに注意:非労作性熱中症対策と水分摂取の重要性

世界の肥満危機:10億人を超える肥満の現実