心理学を学んでいても騙される?大学の実験で見えた「詐欺電話の恐ろしいリアル」
「自分は大丈夫」 多くの人がそう思っている詐欺電話ですが、実はそうとは限りません。 ある大学で行われた実験では、 心理学を学ぶ学生たちでさえ、詐欺電話にだまされかけるケースが続出 しました。 しかも、個人情報を教える寸前まで話が進んでしまった学生もいたのです。 今回は、その実験から見えてきた「詐欺の巧妙な手口」と「だまされてしまう心理」について紹介します。 心理学を学ぶ学生でもだまされかけた実験 この実験は、ある大学の研究チームが警察の協力を得て行ったものです。 目的は、 詐欺に巻き込まれるまでの心理プロセスを調べること 。 心理学を専攻する学生の中から同意を得た約150人が参加し、事前に携帯電話の番号を提供しました。 実験の1か月前には、 特殊詐欺の被害状況 実験には「だまし」が含まれること なども説明されていました。 それでも、実際に電話がかかってくると状況は変わってしまったのです。 実際の詐欺を再現したリアルな電話 実験では、最近増えている 警察官を名乗る詐欺 が再現されました。 電話の内容は次のようなものです。 捜査機関の担当者を名乗る 「詐欺グループの犯人があなたを共犯者だと言っている」 「心当たりはありますか?」 さらに、最終的には**SNSのIDを聞き出そうとする段階**まで話が進みます。 そのタイミングで実験は終了しました。 電話に出た25人のうち、5人がだまされかけた 実験結果は意外なものでした。 約150人の参加者のうち、 25人が電話に出た そのうち5人が個人情報を伝える寸前まで話を信じてしまった という結果になったのです。 心理学を学んでいる学生でも、詐欺に引き込まれる可能性があることがわかりました。 なぜだまされてしまうのか? 分析の結果、いくつかの心理的要因が見えてきました。 知らない番号でも電話に出てしまう まず、予想外だったのは 知らない番号でも電話に出る学生が多かったこと です。 これが詐欺の入り口になります。 「途中で電話を切りにくい心理」 電話の相手が丁寧な口調だったり、女性だったりすると、 途中で電話を切ることに心理的な抵抗 が生まれることもわかりました。 「失礼かもしれない」という感情が働くためです。 専門用語が「本物らしさ」を作る 詐欺電話では、 法律の名前 犯罪用語 捜査に関する専門用語 などが次々に使われます...